英国留学--イギリスで英語を勉強しませんか--イギリス情報

イギリスは連合王国。一口に英国と言ってもイングランドとスコットランドとでは別の国のようです。広いイギリスの中で留学先をどこにするか、悩む人は多いようです。検討の参考に、ご一読下さい。

イギリス(英国)各地域のご紹介

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目次

  1. イギリスという国
  2. イギリスの地域分け概略
  3. 各地域の特徴
  4. 語学留学先としてのイギリス
  5. ブリティッシュ・カウンシルの地域分類
  6. ニチアイ提携校の分布について

1.イギリスという国

 細長い島国という点で日本との共通点も感じられる、イギリス(英国=UK)。日本でも比較的良く知られた国の一つで、本屋に行っても、インターネットで探しても、英国の情報は比較的容易に沢山集まります。そこで、今さらという感じはしますが、語学留学の目的地という観点を中心に、イギリスの基本的知識を概観してみましょう。

イギリスポンド札 イギリスの国としてのサイズは、面積24.3万平方キロ、これは日本の約3分の2に当たります。人口は6,515万人(2016年推計)で、これはざっと日本の半分強といったところ。欧州連合(EU)を代表する国の一つであり、そのEUには、1973年の第一次拡大の際、アイルランド、デンマークとともに加盟しました(当時の名称はEC=European Community)。ただ、2016年の国民投票でEU離脱が決まり、現在大騒ぎになっているのも、ご存じの通りです。

 ご存知、イギリスは連合王国(United Kingdom)です。国の面積の大部分を占めるのがブリテン島ですが、その中にも、イングランド、スコットランド、ウェールズという、さらに分かれた3つの「国」があります。それぞれに異なる歴史的・文化的背景があり、話されている英語も様々。同じイギリス人でも、ちょっと離れた所に行けば、もうわからないというほどです。これも長い歴史と伝統の産物。新開地で、広い国のどの地方でもそこまで大きな差のないアメリカやオーストラリアとは、対照的です。

 そしてイギリスは、外国人に対する英語教育に関しても、圧倒的な伝統と実績を誇る国です。北米やオセアニアと違い、近隣に多くの違った言葉が話されているヨーロッパ大陸の先進諸国が沢山あり、そのため昔から、ヨーロッパ人が短期で気軽に英語を学びにやってきています。伝統を重んじる一方で、そんな開かれた面も強い現代のイギリスは、日本人にとっても、大変過ごしやすい外国の一つと言えるでしょう。

 EU統合以来の現代にあって、イギリスを含む西欧の政治・経済・社会は、大きく変わりつつあります。歴史と伝統にしがみついて生きていた人々も、新たな時代への対応を余儀なくされています。しかし、それを案外気軽に柔軟に受け入れてしまう包容力のある国。他方、通貨統合への参加は頑なに拒み、独自通貨ポンドを使い続ける国。その上、同じ国なのに、スコットランドに行けば、スコットランドの銀行が独自に発行したイギリスポンド札が幅を利かせている、不思議な国。 *注

 このように幅広い側面を持つイギリスは、かつての大英帝国時代は終わったとはいえ、今もなお立派な大国と言えるでしょう。

*注 左上の写真は、上から順に、Bank of England (イングランド)の10ポンド札、The Royal Bank of Scotland (スコットランド)の5ポンド札、Bank of Ireland(北アイルランド)の10ポンド札、いずれもイギリスポンドです。


2.イギリスの地域分け概略

英国概略地図 英国(UK)は連合王国であり、中は4つの「国」に分かれています。国といっても国際的に認められた独立国家ではありませんが、「国」に近く、それぞれにキャピタルがありますし、それぞれの地域だけに適用される法律があります。また、スコットランドと北アイルランドでは、独自の紙幣も使われています。しかし、日本人がイギリスという場合、英国全体を指す場合と、イングランドの事を指す場合と混同していることがあります。

 英語では、国を指す場合、United Kingdom の略である、UKという言葉が良く使われます。それに対して、England と言えば、イングランド地域のみ、それの形容詞形である English も、言語を指す場合は「英語」で問題ありませんが、あなたはイギリス人か、というつもりで、「あなたはイングリッシュか」と言うと、スコットランドやウェールズの人からは、ノーという答が返ってきます。

 イングランドスコットランドウェールズを合わせたグレート・ブリテン島全体を指す場合は、Great Britain であり、しばしば短く、単にブリテンと呼ばれます。GBという二文字の略号も色々なところで使われています(例えば、通貨イギリスポンドは、GBPないしGB£というように。)北アイルランドなどは除外されてしまいますが、イングランド、スコットランド、ウェールズの区別なしに、あなたはイギリス人か、と聞く場合、「あなたは British か」という聞き方もできます。

 北アイルランドは、政治的にはUKの一部ですが、政治的にはともかく、地域住民のアイデンティティーとしてはアイルランド人であり、北アイルランドもアイルランドであるという認識は一般的です。北アイルランドの人は、UKとアイルランドを色々に使い分けています。北アイルランドのホストファミリーは「アイリッシュ・ファミリー」なのです。当社では、この北アイルランドの微妙な位置づけのため、北アイルランドの語学学校は、当社の アイルランド留学 のサイトと、このイギリス留学のサイトとに、重複掲載しております。

 その他として、ここでは詳細は省略しますが、これら4地域のどれにも属さず、国内扱いのようでいて、UKではない不思議な地域として、マン島があり、また、フランスに近い離れ島に、チャネル諸島(主要な島は、ジャージー島とガーンジー島)があります。これらは小さい島ながら、イギリスの他地域とは違う文化があり、法制なども異なる独特の自治を行っています。英国本土との行き来に出入国審査もありませんが、それでいてUKではなく、2016年のEU離脱投票も、これらの地域は対象外だったという、日本人が持つ「国家」の概念だけでは理解しづらい所です。このように、一口にイギリスと言っても実際は色々な意味で多様であり、まさに「連合王国」なわけです。さらには海外にも、一種の植民地である海外領土が今なお存在しています。例えばスペイン南部のジブラルタルは、徒歩で回れるほど狭い場所ですが、スペインとの間にちゃんと入国審査があり、イギリス本国と同じイギリスポンドが通貨として使われており、イギリスの銀行の支店が沢山あって、イギリスのキャッシュカードが英国内扱いで引き出しに利用できるなど、スペインの中のイギリスのような不思議な場所となっています。

余談ですが、クイズを2つ。イギリスの正式国名を英語で言えますか?イギリスのことをなぜ英国というかご存知ですか?答は 末尾 へ。


3.各地域の特徴

 英国のうち、面積も人口も一番大きいのが、イングランドです。それゆえ、イングランドがイギリスの中心でメジャーな地域、と言えないこともありませんが、当然ながら、他の地域で、とりわけスコットランドにおいて、そういった考えに対する反発意識が強いです。けれども、世界に冠たる大都市ロンドンがあるため、また、欧州各地とも距離が近いため、色々な意味で英国の中心であるのは事実でしょう。ロンドン以外の都市はロンドンと比べれば圧倒的に小さく、マンチェスター、バーミンガム、リーズといった産業都市がそれに続いています。

 二番目に面積が大きいのがスコットランドです。都市部を除いた大部分は人口も希薄で、アイルランドの田舎同様、荒涼とした自然美を見せてくれます。アイルランド同様、ケルトの伝統文化が強く、アイルランドとはそういう意味でも、またイングランドに対する対抗意識の反動という面からも、お互いに親近感が見られます。キャピタルはエディンバラですが、最大の都市はグラスゴーです。

 これに対して、三番目のウェールズは、話題になることも比較的少ないです。大都市も少なく、全体の面積もイングランドやスコットランドよりずっと小さく、地味な地域と言えるでしょう。しかし、ウェールズ語という別の言語も残るなど、文化的にもイングランドとは大きく違う、興味深い地域と言えるでしょう。キャピタルかつ最大都市は、カーディフ。

 北アイルランドは、アイルランド共和国と陸続きで、地勢的にはアイルランドの一部です。北との対比で、アイルランド共和国のことを、日常会話では、南アイルランド(Southern Ireland 等)と言うこともあります。北アイルランドは、アイルランド共和国よりずっと狭い地域ですが、人口密度は北の方が高くなっています。キャピタルかつ最大都市は、ベルファースト。


4.語学留学先としてのイギリス

英国概略図--当イギリス留学サイトの語学学校掲載都市分布図 地域差の強いイギリス・アイルランドであっても、現地の人が日常的に話している言葉は、99.9%、英語です。そのため、ネイティヴの中に混じって生活し、英語を学ぶ、という目的での語学留学先としては、場所はどこであってもかまわない、とも言えます。

 しかし、現実は、語学学校の非常に多い地域と、そうでない地域があります。言うまでもなく、大都市ロンドンには山ほどの語学学校があります。ロンドンは、ヨーロッパを代表する大都市であり、国際都市でもあります。留学生のみならず、駐在員から観光客まで、日本人も多く、日本語で生活ができてしまうため、遊ぶには良いが語学の勉強にはちょっと、という意見も根強くあります。このあたりは人それぞれですから、目的にあわせて選べば、ロンドン留学も大いに充実することでしょう。

 ロンドン続く大都市はイングランドではバーミンガム、マンチェスター、リーズ、シェフィールド等で、それと並ぶ人口があるのがスコットランドではグラスゴーです。これらの多くは、都市の規模の割に語学学校は少ないです。それは、これらが工業都市・産業都市として発展してきたためでもあるでしょう。語学学校は、それよりも、大学などの多い学園都市、風光明媚な観光都市、温暖な保養地、といった場所を中心に発展しています。学園都市の典型例が、オックスフォードとケンブリッジで、イギリスでもロンドンに次いで語学学校が多く、日本人留学生を沢山見かける街となっています。

 また、南部の海岸沿いは、イギリスの中では比較的温暖な地域で、保養地・リゾート地も多く、夏を中心に観光客で賑わいます。こういった所にも語学学校は比較的多くなっています。代表的な町は、ロンドンに一番近い海浜リゾート地であるブライトンで、そこから海岸沿いに東へ行けば、イーストボーン、ヘイスティングズなどが、西へ行けばボーンマス、トーキーといった著名な海浜リゾート都市があり、その他、海に面していない地域を含め、南部は全般的に語学学校が比較的多く存在します。

 それに対して、寒冷で都市も少ないスコットランドや、地味なウェールズには、語学学校はあまりありません。唯一の例外が、人気都市エディンバラでしょう。逆に言えば、スコットランドとウェールズでは、エディンバラ以外の場所には語学学校はあまり多くない、と言えます。

 また、イングランドを取ってみても、語学学校はロンドンや南の海岸沿いに集中しています。中部から北部にかけては、北へ行けば行くほど語学学校の密度が薄くなる傾向があります。それでも中規模の都市が散在しているこの地域の主だった町には、語学学校の一つぐらいは、探せば見つかるものです。

 北アイルランドは、実際は英国全体でも最も犯罪発生率の低い、安全な所ですが、長年のテロのイメージと、独特の強い訛りがあるせいか、語学学校は僅かです。「アイルランド」にこだわる人は、南(共和国)に沢山ある語学学校を選んで行ってしまうからかもしれません。


5.ブリティッシュ・カウンシルの地域分類

 英国政府の語学学校認可機関であるブリティッシュ・カウンシルと、その傘下の団体「イングリッシュ・UK」では、英国内の政府認可語学学校リストを毎年発行しています。そのリストでは、英国全体を、学校の分布状況なども踏まえ、10の地域に分類しています。10のうち3地域は、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで、残り7地域はイングランドです。言い換えれば、面積が広く人口が多く、語学学校の大多数が存在するイングランドだけは、さらに7地域に細分化しているということです。

 このイングランドの地域分類は、行政区域や、伝統的な「州」(カウンティー)などとは関係なく、国としての公式なものではありませんが、語学学校を地域分けする場合には、政府認可機関の発行する資料との整合性もあり便利なことから、当社サイトでも、語学学校リストの学校分類や掲載順序などに、この地域分類を利用しています。 

 イングランドの7地域は次の通りです。

(a) ロンドン (London): 言わずと知れた、英国全土でも例外的な大都市・国際都市で、面積は僅かですが、語学学校の数も桁違いに多いため、ここだけは一都市が一つの地域となっていますし、語学学校リストの地域分けとしても、誰もが納得いく分類でしょう。
(b) イングランド南部 (South England): ロンドンの南側一帯、ブライトンを代表とする南海岸の海浜都市、リゾート都市から、ロンドンの西にある著名な学園都市オックスフォードあたりまでが範囲で、全体としては語学学校数も多く、密集度も比較的高い地域です。
(c) イングランド南西部 (South West England): ブリテン島の左下に細長く伸びるコーンウォール半島の先までを含むエリアです。語学学校は先端に向かうほど少なく、エリア内最大都市のブリストルや、著名な海浜リゾート都市ボーンマスなどに比較的多いです。
(d) イングランド東部 (East England): ロンドンから見て東から北東の、さほど広くない地域で、語学学校分布ではケンブリッジが圧倒的な存在感があります。それ以外はロンドンに近いながら穴場的な町が見つかる地域です。
(e) イングランド中部 (Central England): ロンドンの北側の比較的広い地域で、西はウェールズに接しています。中都市が多い地域ですが、産業都市が多く、著名な観光地が少ないため、語学学校が密集するような人気都市はありません。
(f) イングランド北東部 (North East England): 東海岸北部で、その先はスコットランド。ニューキャッスルとリーズという二大都市がありますが、留学先としてはヨークの方が多少目立つ程度で、語学学校数は多くはありません。
(g) イングランド北西部 (North West England): 北東部に比べて面積も狭く、全体としては地味なエリアですが、マンチェスター、リヴァプールという著名な二大都市があり、特にマンチェスターは産業都市には珍しく語学学校が数多くあります。



6.ニチアイ提携校の分布について

 イギリス語学留学を紹介する企業やサイトは山ほどあります。そんな中で、当社も2000年からイギリスの語学学校の紹介を始めました。当社はそれまではアイルランドが専門で、それもアイルランドの田舎の小さな学校を発掘紹介することを得意としてきました。ですので、英国でも同じ手法を一部に活かして、メジャーな学校ばかりでなく、ユニークな小規模校や田舎の学校なども、今後、徐々に増やしてご紹介していきたいと考えています。

 ですから、既に日本人30%などという一部の良く知られた学校は極力除外し、マイナーな町の知られざる学校もご紹介しています。しかし同時に、ロンドンなどの有名な街の語学学校もまた取り入れています。理由は、当社を通じて留学される方の中には、例えば、アイルランドの田舎と大都市ロンドンの両方を体験したい、といったご希望も結構多いからです。アイルランドの田舎でみっちり英語に集中した後は、ロンドンの語学学校でシティーライフを楽しみながら過ごして帰国したい、そんな需要にも十分お応えできるように、ロンドンの学校も色々と取り揃えてご紹介しています。

 それ以外では、広い英国ですので、今のところ、分散型で、地方都市の一部を選び、一市1〜2校を原則としています。英国とアイルランドの面積比を考えれば、アイルランドに比べて、イギリスの提携校の数はまだまだですが、この中から皆様方の気に入った学校を見つけていただけることを願っております。なお、本サイト(ryugaku-uk.com)では、当社社員が実際に訪問した学校に限って個別具体的な紹介をしております。掲載校以外にも多くの提携校、手配可能な学校がありますので、詳細はお問い合わせ下さい、。

 それぞれの学校がある街については、各学校のページでごく簡単にご紹介させていただいていますので、語学学校案内 をご覧になって下さい。

クイズ の答
イギリスの正式国名:United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
英国という日本語は、その昔、外国の国名・地名に漢字を当てた時、イギリスは英吉利となったことに基づいています。その頭を取って英国と略されているわけです。同様に、ドイツは独逸、フランスは仏蘭西など、世界中の国の名前には当て字の漢字名があり、今もその頭の漢字が国や言語を表すのに広く使われています。

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