英国留学--イギリスで英語を勉強しませんか--留学体験談

47歳女性。イギリスで3校(うち2校がニチアイ手配)に通い、ホームステイ滞在、その後アイルランドへ移動して合計約半年あまりの長期留学。

イギリス留学経験者の感想
2018年9月終了者

 

1. 年齢、性別、留学前の職業

 47歳、女性、ソフトウェア開発

2.学校名及び期間

 ・Riviera English School 1か月
 ・ILS English school 3か月
 ・Active Centre of English Training 3か月

3.予算(お小遣いを含む)

 230万円
 (うち、日本からのフライト92000円、ポーランド旅行2週間、パリ滞在4日間、ロンドン滞在12日間、ドイツ旅行など含みます)

4. 留学の目的、及びなぜイギリス(アイルランド)を選んだか?

 日本人を見ると日本語を話したくなる自分の性格を良く知っていたため、日本人が極力少ないところと思いました。
 ネット上で知り合った友人にも相談して、ヨーロッパの方が多かったためかイギリスを勧められました。

5. 最終的にその学校を選んだ理由

 元々は友人の一人に都会過ぎずかと言って田舎でもないということでノッティンガムを勧められており、ILSが良さそうということでこの学校を扱っているエージェントを調べたところ、ニチアイさんともう一つ他社さんがあったのですが、高木さんのお返事が素早く、とても親身になっていただいたのでニチアイさんに決めました。
 その相談の中で、一か所に居るのは飽きてしまうかもと思い、ニチアイさんの扱っている学校の中から他の学校を探したところ、景色が良さそうでこじんまりとしたRivieraにとても興味を持ち、是非行ってみたいと思いました。
 始めはイギリス半年ほどで留学を終える予定でしたのでアイルランドに行く予定はなかったのですが、家族にもう少し行っていてもいいと言われ、急遽留学が半年以上になり、でもイギリス留学のためにVISAを国内で取りに行くのは難しく、残りはアイルランドに行くことにしました。
 Acetに関しては特別な思いはなかったのですが、コークはダブリンより安いということと、他の方の体験談で一番私の目的に合っていると感じて選択しました。

6. 学校及びステイ先とイギリス(アイルランド)での生活のついての感想

・Riviera
 本当にこじんまりとしており、私が滞在していた時期は特に生徒が少なく、同年代のドイツ人とスイス人男性、入れ替わりで10台のドイツ人男性が常に1人居ました。一週間だけドイツ人が20人ほど来て、みんなペラペラで全くついていけず、泣きそうになりましたが(笑)。
 開始当初はほとんどの方の経験通り、ほとんど聞き取れずしゃべれずでしたが、最初のレベルチェック(文法のみ)でB2ということと、人数が少ないため他のクラスがないことで、仕方なくこのクラスに居ました。
 授業は特定のテキストがあるわけではなく、先生(午前と午後で先生が変わる)が持ってきたプリントで勉強するのですが、一人の先生はみんなに役割を持たせたディスカッション形式の授業がお好きだったようで、他に比べるとほとんどしゃべれない私としてはかなりきつかったです。一度は夫殺しの未亡人役をしましたが、何を言えばいいのかわからず大変でした(笑)
 この年代で留学をすると同年代の方に会うのは珍しいようで、いつでも同年代3人は一緒に行動していました。私としては毎日慣れない英語を聞いて話すため、一人になりたいと思っていたのですが、本当に毎日お誘いがあり、ある程度はお付き合いをしていましたが、最後の方でとうとう疲れが取れなくなり、3連休にパイレーツフェスティバルがやっていたのに残念ながら寝て過ごして行けなかったことが心残りです(笑)
 校長先生や事務の方、担任の先生も私たちと同じような年代で(先生のお1人はもっと若いですが)ヨットに乗せていただいたり、一緒に飲みに出かけたり、パブで待ち合わせしたり、楽しさで言えば一番の学校でした。でもそれは時期や年代など状況によると思います。あまりにも仲が良く、みんなビールが大好きだったのとドイツ人の友人が誘ってくれたので、クラスメイト2人とその奥様方、そして先生2人と飛行機のチケットを早々に予約して、その年のオクトーバーフェストで再会しました。とても楽しい思い出になりました。
 ステイ先は、60代女性お一人住まいのところで「あなたはもう大人だし、自分のことは自分でするでしょうから好きにしてね」と言ってくださいました。週に何回かは料理をしていただけますが、内容が似たようなもののローテーションなので、それよりは自分で作った方がバランスもとりやすかったので助かりました。必要な食材さえ言えば買ってきていただけたので金銭的には問題なかったです。時々お孫さんが来て、みんなでお食事をするときは私が気に入っていたチリコンカンを作ってくださり嬉しかったです。一度ホストマザーが勤めているカフェにもご招待してくださいました。シャワーは本当は9時まで10分以内のルールがありましたが、10時まででそんなに長くなかったら好きにしていいとのことでした。ホストマザーがテレビを見ているときに隣に行って座ると、伝わらない私と話すのが面倒だったのか自分の部屋に引っ込んでしまうことだけが残念でした。

・ILS
 こちらの学校は3か月クールで進めているようで、滞在開始が1つのクールの最後の2週間で本当はB2に行きたかったのですが、その時期はB1かC1しかないとのことで、B1に行きましたが2週間後のテストで晴れてB2に上がりました。
 クラスメイトは常に出たり入ったりしており、20代前半の方が多く、寮生の方は寮生の方同士仲が良く、同じ国からきている方はやはりそれも仲が良く、別のクラスに日本人が午前に1人、午後に1人と、なかなか友達と呼べるような方はできなくて結構寂しい思いをした学校でした(笑)
 それでもクラスメイトとはそれなりに会話をして、授業中は仲良くやっていました。夏に行っていたためか、本当に国際色豊かで華やかでした。国籍としてはサウジ、イタリア、スペイン、タイ辺りが多かったです。
 私は午前と午後の授業両方が一般コースでしたが、大学準備でIELTSのクラスを取る方が多かったです。本当は私自身はケンブリッジ英検の準備をしたかったのですが、受講生が少なかったのでなくなったようです。
 先生は大体が教え方が上手なのですが、午後の一般コースの先生がしゃべり方がゆっくりで眠くなってしまい、時間もお金も無駄になってしまうと思い、最後の5回だけIELTSのクラスをとりましたが、B2にいたため生徒の少ない高いレベルのクラスになってしまい、試験内容も知らなかったので最後までほとんど解くことができなかったです。
 ステイ先は、60代のご夫婦のお宅で、私のほかにもうそこに10年ほど住んでいる香港人女性がいました。こちらは6人いるお孫さんの誰かがしょっちゅうお宅に居て、とても賑やかでした。まだまだ日常英会話ができないでいたので、みんなと過ごしていても、子どもの存在で手持ち無沙汰ではなくなり、心強かったです。
 何度か観光に連れて行ってもらったり、スーパーへ連れて行ってもらったりしました。最後の方ではご夫婦と娘さん夫婦がキャラバンで旅行に行くというので、私も2日間だけ同じ方面に行く予定だと話したら宿代が無料になるから泊りにいらっしゃいと言っていただけ、家族のように接していただけました。特別なルールもなく、お料理もアジア料理やパスタなどいろんなタイプのものを出してくださり、とても過ごしやすいお宅でした。この夏はとても暑く、自室に扇風機等はなかったために寝苦しかったです。

・Acet
 ケンブリッジ英検FCE対策でこちらの学校を選択しました。高木さんから13週いると割引率が高くなるとアドバイスしていただき、試験対策11週、その前に一般コース2週間とりました。一般コースはまたB2でしたが、周りがB2でもB2+レベルで私もその頃には英語力が伸びてきていたのでちょうどよかったと思います。こちらの学校も入学当初は私以外に日本人が3〜4名いましたが、最終的には私一人になりました。
 試験対策クラスですが、人数が16人ととても多く、試験を受ける予定のない方もいて、やはりそういった方は無駄に話が長かったり、話の腰を折ったり、私的にはちょっとイライラすることもありました。内容は基本的に文法の総ざらい的なもので、文法の強い私たちアジア人には物足りないものだと思います。クラスにアジア人は私一人しかおらず、先生もアジア言語には疎いようで別の言語話者の間違えやすい部分などは話すのですが、アジア人一般が間違えやすいものなどは特別説明をされることがなかったので、そういった意味では少し疎外感がありました。私の苦手なリーディングやリスニングは授業で触り程度にやるだけで、あとは後半の午後にリスニングの練習問題をやらせてくださったのでそれに出席するか、自習して何とかするかの二択になると思います。
 問題だと思ったのは、リスニングの練習問題の1つのパートで、スピーカーが何の話をしているのかを5つの選択肢から選ぶものがあったのですが、実際の試験では8つの選択肢で、それに気が付いたのは試験の2週間ほど前でした。なぜ本番と違うものを練習問題で使ったのか理解ができません。そのことに気付いてから受験する生徒全員で抗議しましたが、それに対してあまり重要だと思っていなかったようで、他の生徒も先生の意見にすぐに納得したようでした。ですが、もともとアルファベットを使わない国の人間としては、選択肢が3つも増えるのはその分読むスピードもはなくしなくてはならず、とても素敵な先生なのですが、その時だけは先生の対応にショックでその日は授業を受けずに帰ってしまいました。
 そういったことはありましたがクラス全体メンバーが変わることなく進むので、とても楽しくてこの辺りから気負うことなくしゃべれるようになってきました。この時のクラスメイトの一人(19歳のイタリア人青年)といまだにしょっちゅうスカイプでお喋りしたりと、特別仲の良い友達ができたのも、このクラスだったからだと思います。
 ステイ先は、4人まで受け入れ可能なお宅で、お母さん、お父さん、お嬢さんの3人でした。それ以外に生徒が自分を含めて4人いましたが、こちらも入れ替わりなので私一人しかいない時もありました。
 そういう契約はしてませんでしたが、シャワートイレ付きのお部屋で嬉しかったです。
 料理はしてもらいたくないと言われたのですが、時々お昼のインスタントラーメンやサラダだけは作らせてもらいました。ホストマザーが作ってくれた野菜スープがとても美味しくてそう伝えたら、毎週3回ほどお昼に準備してくれていました。それ以外にも1週間だけいたホストメイトが一緒にアイルランド料理を食べに行こうと言うので、どこにあるか聞いていたらその日の夜にアイリッシュシチューを作ってくれたり(その後アイリッシュコーヒーまで)、時々ギネスを出してくれたり、夫婦でワイン飲んでいるところに帰ったら参加させてくれたりしました。ホストマザーは寮母さんのように包容力があり、私が試験勉強が上手くいかずに落ち込んでいた時になんでも聞くからねと言ってくださいました。ホストファザーはいつもギャグばかり言っている面白い方でした。一緒に犬の散歩にも連れて行ってもらいました。試験後すぐの飛行機でアイルランドを出国するために学校まで迎えに来てくださり、アイルランドの思い出にクローバーのついた私の名前の頭文字のキーホルダーをくれ、また来ることがあればいつでも迎え入れるからと言ってくださり、泣きそうになりました。

7. 週末の過ごし方

 滞在先にもよりますが、基本的には家でゆっくりしたり、一人または友達とどこかに出かけたりしていました。ILSに居た時に一度だけエクスカーションでヨークに行きましたが団体行動が苦手なため、それっきりです。少し離れた土地に行く場合(ノッティンガムからリバプールやロンドンなど)は、早めに電車またはバスのチケットを予約したので、結構安く移動できました。

8. 留学中困った事、及び良かった事

 インターネットで乗り物のチケットを予約すると何度かエラーが出て何回もやっていたら最終的に複数買っていたなど、そういった失敗が何度もありましたが、大体は先方に連絡すると手数料なしでキャンセルしてもらえました。
 アイルランドでレンタカーを借りるのに、旅行サイトで支払いをしたのですがレンタカー会社でも支払いを求められました。使ったサイトではかなり安かったのですが、請求されたのはその金額の3倍ほどで予定と全然違う金額になってしまいました。もしもレンタカーをネット予約するのなら、直接レンタカー会社のサイトで予約した方がいいようです。

9. その他感想又はこれから留学する人へのアドヴァイス

 上記を含め全部で4校行きましたが、一般コースの授業内容はRiviera以外どこも似たようなものテキストに沿って行われていました。Rivieraは人数が少ない時期ですと1クラスしかないため、留学が初めてで自信もない状態でしたら避けたほうがいいように思います。
 日本人が少ない場所として学校を選ぶ方も多いかと思いますが、私の滞在した土地(上記以外にエディンバラに一か月滞在しています)では全校合わせて、6人ほどしか会っていませんし、同じクラスになったのはそのうちの1人と2週間だけでしたので、超人気校でなければ日本人にはあまり会えないと思います。
 IELTSは分かりませんが、ケンブリッジ英検の試験対策は正直言ってこの辺りではなく、オーストラリアやカナダなど日本人が多い土地の方が先生の日本人対応の経験値が高そうですので、良さそうな気がしています。ですが、留学して何か月かしてスピーキングが伸びない、文法にいまいち漏れがあるなどの問題を抱えているのであれば、受験するしないは別にして試験対策クラスはおすすめです。試験対策ではスピーキングが伸びないという意見もありますが、IELTS対策でスピーキングが伸びているアジア人を何人か見ました。TOEIC対策ではスピーキングは伸びなさそうですが。
 もしもマニュアルの免許があれば、レンタカーで出かけるのもおすすめです。日本と同じ左側通行なので安心して運転できますし、特にアイルランドは田舎が素敵で、でも公共交通機関では行きにくい場所もあるので効率的に廻れると思います。
 複数校行くのであれば、どこかで数週間休みを入れて、ヨーロッパ旅行をするのもおすすめです。英語ネイティブの国を離れて他の国の方と英語で会話すると、自分が思ったより通じてることに気がついて自信に繋がったり、いったん休みを入れることによってそれまで勉強したことがその期間に定着したりして、今までできなかったことや言えなかったことができるようになったりしました。ちなみに私はイギリス留学5か月のあとにポーランドに2週間旅行し、その後アイルランドに行ったらそれまでと比べてかなり話せるようになっていました。

10. ニチアイへの印象及び対応についての感想、ご意見

 留学を決めた当初から親身になってくださり、何度もメールでアドバイスをしていただきました。最終的には納得のいく順番で学校を決めることができました。一度ニチアイさんのミニツアーにも連れて行っていただき、自分では見つけられない場所など沢山の場所を廻りました。久しぶりに日本語でペラペラお喋りしてとても楽しかったです。ニチアイさんを通したためか、どのホストファミリーも親切でフレンドリーで申し分ない家庭ばかりでした(実は他社から行った1校のホストファミリーはあまりよくなかったです)。もう行くことはないと思いますが、もしもまたイギリスかアイルランドに留学することがあれば、またお願いしたいと思っています。ありがとうございました。


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