31歳女性。アイルランドのワーキングホリデー前にイギリスでノッティンガムとロンドン・イズリントンの2校に通いほぼ半年滞在、ホームステイ、フラットシェアとも経験。
31歳、女、会社員
ils English(イギリス・ノッティンガム
前半 8週間(ホームステイ 2週間、フラット 6週間)
後半 10週間(ハウスシェア)
Islington Centre for English (イギリス・ロンドン)
4週間(友人紹介のイギリス人女性宅)
ATC Language Schools (アイルランド・ダブリン)
9週間(自己手配のシェアフラット)
現在もまだアイルランドで生活しているため計算できないので割愛します。
もう一度学生として英語を学んでみたかったこと、海外という新しい環境に身を置き生活してみたかったこと、が大きな理由です。ただ実は行くことを決める前は理由や目的を明確にするのは私にとっては難しく、なんとなく興味はあるけど行動に移せない期間が長かったです。2年間ほどは会社員をしながら悩んでいました。悩んでいる期間は苦しいこともありました。しかし、いざ留学生活が始まってみると自分がどうしたいのか、自分の目的は何かさらに明確になってきたように思います。
イギリスを選んだのは、ワーキングホリデーで行くアイルランドと同じくヨーロッパに興味があったこと。日本から行くワーキングホリデーでメジャーなカナダやオーストラリアよりもなんとなく落ち着いた雰囲気を感じ自分に合っていると思ったからです。直感でしたが、実際私にはとても合っていたと思います。
イギリスYMSには当選しなかったので、アイルランドワーキングホリデーを中心に留学の計画をしていたところ、やはりイギリスにも行ってみたいという思いが出てきてニチアイさんに相談したところ、提案していただいた町の一つがノッティンガムでした。初めて通う語学学校なので勉強に集中できる環境と価格面からここを選びました。
その後、やはりイギリスといえばロンドンですし、ロンドンでの生活も体験したかったため、4週間ロンドンの学校に通い、午後は観光をすることにしました。
当初の予定ではロンドンの後すぐにアイルランドに渡る予定でしたが、英語学習にも慣れ始めた頃でもう少う上のレベルのクラスで、しかも自分に合った良い先生の元で学びたいと思ったため最初に通ったノッティンガムの学校に戻りました。
学校の先生とも相談しながらケンブリッジ試験コースも十分いけるレベルになったと思ったので、アイルランド・ダブリンでは試験コースがある学校でしぼり、毎日歩く方が健康に良いと思ったので、適度な距離にあるシティーセンターの学校にしました。
ノッティンガム
【学校】
初めての語学学校なので比べることはできませんが、良い学校だったととても満足しています。どこでも言えることだと思いますが、先生との相性、クラスメートの雰囲気、そういったもので授業の質は大きく変わると思うからです。
初日(月曜日)は簡単なテストと説明のみで、午前中で終わります。その後はバスで通学する学生のために事務スタッフがバスカードという定期カードを買いにシティセンターへ連れて行ってくれました。必要なければ帰れます。
授業は3ヶ月で1タームとなり、テキストブック1冊が終わるように原則一人の先生が担当するようになっているようです。なので、3ヶ月ほどは学校に通う予定でかつスタートの日を決めかねているのならばタームのスタートの日(私の場合は6月17日?)に合わせてはどうかと思います。その方がやりきった感もありますし、自身も先生も成長を感じられると思います。もちろん、毎週月曜であれば自由に入校できますし、短期の学生はどんどん入って離れていくのでそれでも問題ないです。これも好みの問題かと思います。
【ホームステイ】
学校手配のステイ先は学校からバスで15分ほどの住宅街にある小さな一軒家で、ホストは40代位の独身の女性でした。とても親切な方で、初日は駅まで迎えに来てくれ、最終日もフラットまで車で送ってくれました。
食事も嫌いなものはないか何を食べたいかなど常に気にかけてくれました。朝はフルーツとヨーグルトとコーヒー、シリアルはいらない(私の場合)。野菜が好きだと伝えたたところ、夜は毎食サラダをつけてくれました。あまりたくさん要望をいうのはどうかと思いますが、ある程度の嗜好を伝えたほうがホストも用意しやすいように思いました。私は好き嫌いが特にないこともあり、毎食おいしく有り難かったです。お昼はスーパーで買ったサンドイッチや果物、クッキーなどで済ませていました。
また、毎食夕食時はホストマザーが一緒に食べるよう心がけてくれ、1日あったことや互いのこと、家族のこと、好きな音楽のことなどを話しながら過ごしました。英語が拙く、うまく話せなくて悔しい思いもしましたが、事前にメモを用意しておくなどして、時間をとってくれようとしているホストマザーの気持ちに答えようと努力しました。結果的にホストマザーのご両親はアイリッシュでお兄さんの一人がダブリンにおり、私が今後アイルランドに行くと伝えたらお兄さんの知人の日本人の方を紹介してくれるなど、良い縁につながりました。
ただ、私にとってはホームステイ自体が初めてだったこともあり、気を遣いすぎて少し気まずくなったかなということもありました。洗濯や掃除などどこまでお願いしていいものか分からず、結局はやってあげたいというホストマザーの気持ちを素直に受け取った方がうまくいき、ホストマザーも嬉しそうでした。若い方にはない悩みかもしれませんが、ある程度の年齢になると自分の身の回りのことをどこまでお願いしていいものか...と思ってしまうからです。でも、これも一人で考えていても分からないので、思い切って自分はこう思って遠慮していたが、やってもらえるならとても助かるし嬉しいと伝えることで変わりました。最初に確認しておくとなお良いと思います。
ホストマザーが繊細なタイプの女性だったこともあり若干気疲れすることもありましたが、とても綺麗な家で落ち着いて生活でき良い経験になりました。最後は感謝の手紙で思いを伝えました。2週間という期間もちょうど良かったです。
他にもホームステイのクラスメートなどに話を聞く限り、だいたいが学校までバスor徒歩で30分以内、みんな比較的良い家庭だと言っていました。学校のアコモデーション責任者がしっかりされていたようなので、学校手配である程度心配ないかと思います。
【フラット】
※8月末で利用不可or閉鎖?長期滞在のクラスメートが引っ越さないといけないと言っていましたので、ニチアイさんを通して確認していただくほうが良いと思います。
街の中心部にあり学校まで徒歩で20分程度(バスだと10分弱)、すぐ近くというわけではないですが私にとってはとても良い運動で歩いて通っていました。大学や他の語学学校などの学生も住む比較的大きな建物で、基本的には同じ学校の生徒1?4人が同じフラットになります。キッチンとテレビがあるリビングが共同スペースで、冷蔵庫・レンジ・食器まで不自由なく揃っていました。基本はそれぞれ使った分を綺麗にするという感じでしたが、週に1度共通スペースは施設側が掃除してくれました。一人部屋はビジネスホテルのシングルルームといった感じでダブルベッド、シャワー、トイレ、広めの机があり勉強やPC作業に便利でした。徒歩圏内にスーパーと大型ショッピングセンターもあり便利でした。外食は確かに高いですが、自炊すればかなり安くすむと思います。まめに記録していたのですが、パン、野菜、果物、チーズ、お菓子...すべて日本より安いと思いました。反対に少し高いと感じたのはトイレットペーパーくらいであまり気になりませんでした。街にはカフェやパブもたくさんあり自分のお気に入りのお店を見つけるのも楽しいかと思います。
私はありがたいことにフラットメートに恵まれ、とても思い出深い素敵な経験ができました。互いの国の料理をつくってふるまったり、パブへ出かけたり、誕生日を祝ったり...短い期間でしたが良い思い出です。彼らとの生活はまったく違った生活や文化を知ることになり、とても興味深い日々でした。言葉に限らず、感情表現や習慣、考え方など日本にいたら知らなかったことばかりで刺激でしたし、新しいことを知るのは喜びでした。ちょうど1ヶ月目には疲れと天候の変化で風邪を引いてしまい不安になりましたが、フラットメイトが蜂蜜入りのホットミルクや薬をくれ、異国のこの状況でフラットメイトがいてくれることがどれほど心強いことかと身にしみました。もとは一人の時間を好むタイプなのでそういうときは部屋にいればいいし、自分のペースでうまく調整できるところがフラットのいいところだと思います。夏休み期間ということもあり、次々とフラットメートが帰国していったのが寂しかったですが、それぞれと本当に良い時間を過ごすことができました。
【ハウスシェア】
後半再びノッティンガムに戻ってからは、知り合いに助けてもらいながら自力で部屋を見つけ、2人のブリティッシュと一軒家でハウスシェアをしました。結果的には一番経済的かつ居心地も良く、現地の人と一緒に住むことでハロウィーンやクリスマスなど文化を直に体験できたことが良い経験になりました。
ロンドン
【学校】
初日のクラス分けのテストではそれまで通っていたレベルより上のクラスに振り分けられましたが、個人的に最後まで同じレベルで終えたかったのと、先生が自分に合う方がよかったのですぐに一つレベルを下げてもらいました。良くも悪くも都会の学校という感じで、活気はありますが、「勉強する」とうよりは「楽しむ」といった雰囲気が強かったように思います。先生も若い方が多く、先生というより友達感覚で美術館やマーケットに一緒に出かける課外授業も活発でした。ラングエージエクスチェンジなどのイベントも国際都市なだけあってすごく大規模で、ドリンク代だけで様々な国の人々と触れ合うことができます。学校の生徒の年齢層も幅広く、仕事をしていたり、観光を兼ねた短期の学生も多かったため、私も割り切って楽しむことにしました。やはりロンドンというだけあって日本人も多く、12人ほどの出席者のうち4人が日本人という状況でした。その他はトルコ人が多かったです。そこでできた友達とたくさん観光できたので、今振り返ってみるとある意味よかったです。ロンドンは本当にたくさんの素晴らしい美術館があり、しかもほぼ無料で入館できるので飽きることがありませんでした。マーケットと野外のフードコートのような場所があり、どこへ言っても飽きませんでした。夏場で季節も良く、さすが大都市ならではの洗練された街の魅力を存分に感じることができました。ただ、都会である分、気疲れもするので私にとっては4週間で十分でした。
【滞在】
私はギリギリ学校まで歩ける距離のハックニーという地区に滞在していたのですが、毎朝キャナル沿いを歩くのはいい運動にもなり、景色も美しくお気に入りでした。昔はあまり治安が良くなかったようですが、現在はとてもお洒落に生まれ変わっていて、すごく楽しかったです。ロンドンは滞在費が高いので、大抵が電車やバス通学で比較的遠いところにホームステイなどしている人が多かったですが、やはり学校は歩いて通えるに越したことはないと思います。
アイルランド・ダブリン
【学校】
9週間のケンブリッジ試験コースに通いました。試験コースということで、今までの一般英語のクラスとは違って、みんな勉強に集中している雰囲気でした。学校で友達づくりというよりは、みんなの目的がはっきりしていたのでクラスメート同士の関係は一番あっさりしていたかもしれません。でも反対に、私にとってはそれが煩わしくなく良かったです。試験だけのために留学してきているスペインの学生4人、仕事もしているブラジル・メキシコ・韓国人各1人、ウクライナ人1人、日本人2人(私含め)といった10人で最終的に試験を受けたの7人でした。学校自体はシティセンターにあり、教室や食堂、パソコンなどの数も十分でしたし、学校独自のオンラインシステムを活用してアクティビティの予約や自習などができて設備面は良く整っていると思いました。ただ、最初は良かったのですが、途中から担任の先生が突然退職したりして結果的に9週間のうち2回も担任が変わり、代わりの先生には私を含めほとんどのクラスメートが納得できなかったので途中で不満が出て、自習している方がマシだと授業に出てこなくなる生徒もいるほどでした。一般英語クラスなら自分で努力してクラスを変わるなどできますが、試験コースはそういうこともできず、試験も迫ってくるので焦りますし、先生の当たり外れはとても大切だと思います。
結果的には、コロナウイルスの影響が強くなる直前に授業・試験も全て終わり、結果はまだなので分かりませんが、なんとかできることはやった思います。授業では試験対策に集中するので、ある程度試験コースに入れるレベルになっていれば、真面目にコースを修了すれば合格にも手が届くのでは、という感触です。ケンブリッジ試験は、アイエルツのアカデミックなどに比べると内容が日常的に使えるものですし、広く言えばTOEICなどの対策にもつながると思うので、挑戦してみる価値はあると思います。最後はコロナウイルスの件で生徒の心身も不安定になったり、特殊な状況でしたがなんとか無事に終えることができて良かったです。
【ノッティンガム】
土曜日は図書館で市が主催するラングエージカフェによく行っていました。ボランティアの現地の方々が講師として無料で英語を教えてくれましたし知り合いもできるので、同じ語学学校の生徒たちも通っていました。
また、バーミンガムやロンドンなど週末を利用して電車やバスでショートトリップをしました。個人的にはダービーやマットロックバスといった小さな町がとても良かったです。ノッティンガムは比較的イングランドの真ん中あたりにあるので、他にもマンチェスターやリバプールなど色々な場所に旅行しているクラスメートが多かったです。日本にいると仕事に疲れきっていて、なかなか週末を前向きに過ごせずにいましたが、こちらの文化ではしっかりとホリデーをとる文化があるので、どちらが良いとか悪いとかではなく、こんなに違うこんな考え方もいいなと思えましたし、自分の今後のワークライフバランスを考えるきっかけにもなりました。
【ロンドン】
とにかく観光をたくさんしました。美術館はもちろん、ティールームで本格的なアフタヌーンティーを味わったり、週末には遠出して世界遺産ストーンヘンジを見に行ったり、海辺のまち・ブライトンへ日帰り旅行をしたりしました。
【ダブリン】
学校へ通っている間は、自分で試験勉強に集中すると決めていただので遠出はせず、近くのカフェで勉強したり、公園を散歩したりして過ごしていました。試験も終わり、さぁ出かけようと思ったところでコロナウイルスために自由に外出できなくなりました。
【困ったこと】
ロンドン・ヒースロー空港で入国の際、誤ってeゲートを通ってしまったこと。
【良かったこと】
ノッティンガムはとにかく日本人が少ないので、そういう環境を求めている人にはぴったりだと思います。また、ノッティンガム大学とノッティンガム・トレント大学があり、街自体に学生が多く、ある程度規模も大きく活気があり学生が生活するのにとても良い街だと思いました。ロンドンのような都会ではありませんが、コーヒー屋さんやお菓子屋さん、レストランなどローカルビジネスも元気で、地元の人々みんなで応援しようという空気がありとても良い点だと思いました。
留学プランや目的は人それぞれだと思いますので何が良いかは一概には言えませんが、私の場合は渡航前に語学学校などの予定を全て決めてしまわなかったことが良かったです。結果的には最初の街と学校が気に入ったので、当初の予定を変更して戻ることにしました。今留学を計画されている方は日本で全て決めてしまわないと不安かもしれませんが、比較的長期の留学を予定されている場合は特に、事前にどれだけ情報収集しても実際に体験し感じることは違いますし、自分の中での変化も出てくるので臨機応変に対応できる幅を持っていた方が良いと思います。
いつも丁寧かつ的確にアドバイスをいただき、私の留学生活をサポートいただき本当に感謝しております。いくつか他のエージェントの説明も受けましたが、イギリス・アイルランドの情報に関してはダントツでニチアイさんの情報が豊富かつ信頼できると思います。ニチアイさんのホームページを拝見するとわかると思いますが、実際に各地に足を運んで得ておられる貴重な情報ばかりです。ただ、これも自身で何人かの方にお会いして、お話を聞いて判断したことなので、全ては自分で考え行動してこそだと思います。ニチアイさんは自分なりに調べた上で解決できないことや悩んでいるポイントなどをご相談するといつも早急かつ真摯にお返事をくださり、助けてくださいます。日本で定期的に開催されている説明会やアイルランド・コークでのクリスマスイベント、ついこの間は自分ではなかなか行くことのできないコークのカントリーサイドを巡るミニツアーにも参加させていただき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
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